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カノン 花音

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平和を願う

草原の彼方遠くに見えるのはシベリア鉄道だと聞いた
今も中国とロシアを結んでいるらしい

3日目のウランバートル市内観光では
かつて、日本人捕虜が造ったという建物がたくさんあった

戦争で命を落とした人は310万人だと聞くが

戦後、シベリアに抑留された日本人のうち、約1万4000人がモンゴルに送り込まれ
重労働を課せられることになった

今も残る
科学技術会館
国立オペラバレエ劇場
平和の橋         
を見て説明を聞いた

厳寒の地での過酷な労働と食糧不足で
モンゴルに連れて来られた一割以上の旧日本軍兵士が命を落としたそう

今は平和だから「なぜ働く?」という問いがあったら
「人の役に立つため」なんて言ったりできるが
その人たちは
祖国に帰りたかっただろう
一目家族に会いたかっただろう
子どもやオットを戦地に送り出すなんて本当に考えられない

亡くなった父方の祖父ちゃんは、満州からよく無事に帰って来たものだと思う
でも、戦争の話しを聞くのは嫌いだった
そして、夜中にうなされ叫んで飛び起きるじいちゃんが怖かった

母方の祖父ちゃんは、戦地で医者の卵だったと聞いた
手当について色んな話しをイヤイヤ聞いた気もするが
今となっては覚えていないし
もう聞けない

どちらにしても、聞くだけで耳をふさぎたかった

映画「モンゴル」「蒼き狼」と観た時も
戦いの場面は本当に見れなかった(速攻スキップ)
弓が人に刺さるのを見れない
人を殺すために矢に毒をぬり、それを放っていたなんて・・・おぞましい

でも私は高校の時、弓道部だった
時代も時代だし、当然、人を打つために練習してたのではない
今思うと、一つの的に矢を当てることだけに全神経を集中し
来る日も来る日も練習していたのが少し滑稽で懐かしい

どうして弓道に魅かれたのか分からないけど
私は一年生にしてレギュラーになり
形が出来上がっていると言われた
誰もいないのに、誰かが肘を整えてくれた気がした時は、当たる
あれは本当に不思議な出来事だった

でも、ある時から弓を引くのが怖くなり
とうとうスランプを超えることができなかった
あれは何だったんだろう・・・・
何に恐れるようになったのか?わからない
なぜか久しぶりに思い出した
平和を願う_c0175440_2311272.jpg

by kanon--kanon | 2009-08-18 23:43