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カノン 花音

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暑い 熱い

某企業に勤めていた頃
大卒の新入社員が
「どうして大学卒業して魚のパックばかりしなきゃいけないのか・・・」
と言った

小売業の大手に入社したのは、あなたでしょ!
パックだってレジだって何だって
本気でやったらとても楽しいのだ
やらされている と思っている間は成長しない
そして パックもロクにできん人間に 
パートさんもアルバイトもついてこんやろ
上司として人を使う人間になるなら、誰よりも仕事ができなければならない
いつもそう思ってきた

そんなことを思い出す日であった

今日は、よその緊急応援で街路の草刈りに行くことになった
昨日の夕方、急遽そうなり
連絡して、来てくれたのが心強い4人
本当にありがたい
私を入れて5人で向かった

「今日こそ団体搬送されるかもね」
「生きて帰って来いよって家族に言われたわ」
「本当に行くの?大丈夫?って言われたわ」
など、笑いながら話してたけど
半ば本気でヤバイ日になると思っていた

父も母もオットも出かける私に
「絶対無理するなよ!ひどかったらやめれよ 街路は他の草刈りと違うし」
と 何度も言うほど
そして途中、オットも父も「どうや みんな大丈夫か?ひどかったらやめれよ」と電話があった

街路の草刈りは3年ぶりやけど
初めての人もいる
アスファルトの照り返しと車が走行する熱はハンパじゃない
こんな猛暑日、体感温度は40度を超えるだろう

よその悪口を言うつもりはないが
よその問題点や弱点はすぐに分かってしまう

私はこの前から、とてもショックを受けていたし
腹が立ってしょうがなかった
黙っていられない!と いきり立っていたので
今日は、それを思いっきり草刈りにぶつけた
私だって頭が割れそうに痛かったけど
私が倒れるわけにいかない という意気込みだけはあり
とてもパワフルな仕事ぶりだったと思う

「さすが慣れとるし早いねー」と感心されたけど
私はワザと手の遅い人の隣に行って
あおる様に手早く草を刈っていた
彼らには、すごいプレッシャーやったと思う

でも彼らには必要だと思った
私が偉そうに言うことじゃないけど
仕事で草刈りをすることが
どんなことか、きっと分かっていないのだ

そして
私たちのチームがどうしてそんなに楽しそうで元気なの?
と不思議に思っていたであろう・・

仕事は楽しくやらないと効率が上がらない
これも当たり前のことなんやけどね


誰も搬送されることなく
無事に帰ってこれた
帰りも爆笑道中であった

一日で3キロ痩せた
そして、ただ今 37度5分
やはり熱中症ぎみ
身体が暑くて眠れない

ウチは良い人材に恵まれている
ということをあらためて実感した一日であった
感謝 感謝

みんなも今日は眠れないだろうな・・
by kanon--kanon | 2011-07-09 21:34